保育料を住民税から計算する超簡単な方法!3分あれば計算できます

保育料を簡単に計算

こんにちわ、のんちゃんです。

先日自分の子どもの場合の保育料を計算してみたのですが、計算中に自分でキーッてなるくらい計算方法が複雑でした。

もっと簡単に計算できないかな?と思っていろいろ調べていたら、ありました!ので簡単にご紹介しますね。

この方法で計算すると、慣れれば3分もあればおおよその金額を計算することができましたので、これから入園する方で保育料がいくらなのか知りたい方は参考にしてみてください。 

※情報は2016年3月のものです。今後制度が改正される可能性があることをご了承ください。

もくじ

保育料を3分で計算する方法

住民税を計算する

保育料は住民税をもとに計算されますので、まず住民税を計算します。

必要なものは、源泉徴収票のみでOKです。 

簡単に計算する所得税・住民税簡易計算機というサイトがありますので、こちらを活用していきます。

1、年収を入力する

まずは年収を入力します。 

会社員であれば1月~12月の収入全てを合計したものです。 

年収

「給与収入」という項目に、年収を入力していきます。

源泉徴収票の年収

源泉徴収票でいうと、矢印の「支払金額」の部分になります。 

2、社会保険料控除、その他控除を入力する

社会保険料控除

次は社会保険料控除と、その他控除を入力します。 

この項目は、入力する金額によって、税金が安くなっていきます。

社会保険料というのは、毎月給料から引かれている健康保険、厚生年金や雇用保険料などのことです。

その他控除というのは、寄付金控除確定拠出年金などをされていろなど該当する方のみ入力します。

源泉徴収票の社会保険料

源泉徴収票では「社会保険料等の金額」という項目がここにあたります。

3、扶養控除の人数を入力する

扶養控除の対象人数を入力します。 

自分の扶養に入っている人数や、年齢などの条件によって、これまた税金が安くなります。

扶養控除

扶養親族の人数を、年齢を考えて入力していきます。

源泉徴収票の控除対象扶養親族

源泉徴収票では「控除対象扶養親族の数」という項目に人数が記載されています。

4、配偶者控除の所得金額を入力する

配偶者控除が適用される場合には、その所得金額を入力します。 

配偶者の所得金額によっては、控除されることがあります。

配偶者控除

配偶者控除を受ける場合には、□内にチェックをいれます。 

「配偶者の所得額」には、配偶者の所得金額を入力します。 

所得金額は1、年収を入力するの項目に、配偶者の年収を入力すると簡単にわかります。 

源泉徴収票の配偶者控除

源泉徴収票では、「控除対象配偶者の有無等」という項目に記載されています。

5、医療費控除の金額を入力する

年間の医療費の合計が一定額以上の場合には、税金が安くなる事があります。

医療費控除

1月から12月までの間の対象となる医療費を合計した金額を、「医療費の総額」の欄に入力します。 

医療費控除は、源泉徴収票に記載されていないので、自分自身で計算する必要があります。

6、生命保険料控除の金額を入力する

生命保険や個人年金保険を契約している場合には、金額に応じて税金が安くなります。 

生命保険料控除

生命保険や個人年金保険は、その加入した年によって、(新)(旧)と分かれていますので、間違わないよう注意して入力していきましょう。

源泉徴収票の生命保険料

源泉徴収票には、各項目に分けて金額が記載されますので、そのまま入力しましょう。

7、地震保険の金額を入力する

地震保険に加入している場合には、金額に応じて税金が安くなります。

地震保険料控除

1年間の総支払保険料を入力します。

源泉徴収票の地震保険料

源泉徴収票では「地震保険料の控除額」という項目に金額が記載されています。

8、保育料算出に必要な市町村民税の所得割額を計算する

全ての項目を入力すると、税金の金額がわかります。 試しに僕の場合の条件を入力してみます。

 

・年収…276万円程度

 

・社会保険料控除額…44万円程度

 

・生命保険などその他の控除…なし

 

住民税の所得割額

すると、所得税や住民税の金額が自動計算されます。 

住民税の欄は、「都道府県民税」と「市町村税」という2つの項目に分かれていますね。 

このうちの「市町村税」という金額で、保育料は算出されます。

市町村民税の均等割額

住民税の下には、税金計算の説明書きがありますが、この中に「市町村3,500円」とあります。 

これは住民税の均等割額というもので、計算された市町村税(今回は60,900円のこと)の中に、3,500円も含まれているということになります。 

保育料を算出するうえではこの金額は必要ありませんので、市町村税から引きます。

市町村税60,900円-均等割額3,500円=57,400円

僕の条件では、57,400円が保育料を算出するための目安の金額になりました。 

この金額の事を、市町村民税の所得割額といいます。

9、夫婦それぞれの所得割額を計算する

夫婦で共働きしている場合、それぞれの所得割額を計算して合計する必要があります。 

うちの奥さんの場合を例に計算して、合計を出してみます。

 

・奥さんの年収…230万円程度

 

・社会保険料控除額…33万円程度

 

・生命保険などその他の控除…なし

 

奥さんの所得割額

市町村税は48,200円でした。 

ここから均等割額3,500円を引きます。

市町村税48,200円-均等割額3,500円=44,700円

奥さんの所得割額が計算できました。 

ここに僕の金額を合計します。

夫の所得割額57,400円+妻の所得割額44,700円=102,100円

夫婦の所得割額の合計は、102,100円になりました。 

これをもとに保育料を算出します。

住んでいる自治体の保育料表にあてはめてみる

お住いの自治体ごとに、所得割額ごとの保育料表が設定されています。 

ホームページなどで確認することができますので、自分の希望する認定の種類に合わせて、先ほど計算した所得割額をあてはめてみましょう。 

僕の場合は、希望する認定の種類は以下のような条件になります。

 

・3号認定(3歳未満)

 

・保育標準時間(最長11時間保育)

 

※詳しい認定の種類は以下で解説しています。

保育料の計算

試しに、国で設定されている、保育料の上限額表にあてはめてみます。

国の保育料上限額表

所得割額は夫婦で102,100円になりますので、表の⑤の欄になりますね。 

3歳未満の保育標準時間だと、保育料の上限額は44,500円になります。

あくまでこの金額は上限額になりますので、実際の金額は各自治体の保育料表にあてはめてみることが必要です。 

それぞれの自治体で、保育料を補助している場合もありますので、確認してみてくださいね。 

ちなみに、僕の住んでいる自治体では、27,000円という金額でした。 

まとめ

今回は、住民税から保育料を計算してみました。 

計算ツールを活用すると、煩わしい計算を自動でやってくれるので便利です。 

初めての入園や、収入が増えた時にどのくらい保育料が変わるのか気になる方は、試しにやってみてくださいね。 

ではでは。

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2件のコメント

大変参考になりました。
ありがとうございます。

保育料の計算方法として、当サイトでこちらの記事を紹介させていただきました。
リンクの削除等ご要望があればすぐに対処しますので、ご連絡いただけますと幸いです。

はじめまして、リンクありがとうございます。
僕も保育士をしておりますので、待機児童にお悩みの方々の参考になれば幸いです。

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