哺乳瓶やちくびのサイズ、種類に違いはある?替えるタイミングは赤ちゃんが知っている

哺乳瓶やちくびのサイズ

こんにちわ、のんちゃんです。

哺乳瓶やそのちくびにはいろんなサイズや種類がありますが、それぞれどんな違いがあるのかご存知でしたか? 赤ちゃんがミルクを飲んでいると、成長と共にミルクを飲む量や時間が変化していきます。 授乳用品にはその変化に合わせたものを選んであげることで、赤ちゃんが飲みやすくなったり、発達を促したりすることが出来るものが作られています。 内容を把握して、赤ちゃんのためになるものを選んであげたいですね。

授乳用品は、同じものでもサイズや材質、作りにそれぞれ違いがあります。 わざわざ違いがあるということは、用途に合わせて変えることを考えているということなので、違いを知って赤ちゃんに最適なものを選んであげましょう。 赤ちゃんの成長を把握することがポイントです。

授乳用品のサイズや種類について

・哺乳瓶

哺乳瓶

哺乳瓶は材質によって大きく耐熱ガラス製とプラスチック製の2種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。

耐熱ガラス製のメリットとデメリット

  • 粉ミルクがくっつきにくく、きれいに洗浄できるので衛生的に使用できる
  • ガラスが劣化しにくいので長持ちする
  • 購入価格が比較的高め
  • 赤ちゃんが持つには重め
  • 万が一落とした時には割れてしまう

プラスチック製のメリットとデメリット

  • とても軽いので赤ちゃんでも楽に持つことが出来る
  • 出先に持っていくときも楽
  • 落としても割れにくいので安心
  • 比較的安く購入できる
  • 何度も使用しているうちにミルクの色が移ってしまう
  • 耐久性が低いので、使用期間中に追加で購入する必要が出てくる

耐熱ガラス製は、長持ちしますので出産準備からそろえておくと、長期の授乳期間に活躍してくれますね。 ただし、哺乳瓶自体が重いので、赤ちゃんが大きくなってくるまでは親御さんが哺乳瓶を支えてあげる必要があります。 新生児期と、瓶を持てる体力がついた後の時期用ですね。

それに対してプラスチック製はとても軽いので、赤ちゃんが哺乳瓶をもって、自分でミルクを飲む練習を始めるのには最適ですね。 また、出先でミルクを作る際にも、カバンに入れても重くなりませんし、万が一落としてしまっても壊れる可能性が低いので安心です。 授乳の練習時や外出時におすすめです。

これ以外にも、哺乳瓶自体の形が赤ちゃんの持ちやすいように独特の形状になっている場合もあります。 赤ちゃんが瓶を自分でもって飲むことを考えるなら、それに合ったものを選んであげたいですね。

・ちくび

哺乳瓶のちくび

tatlin / Pixabay

哺乳瓶の乳首は、直接赤ちゃんの口に触れるものなので、哺乳瓶以上に様々な種類と選ぶ基準があります。

材質

ちくびの材質には、大きく分けて3つの種類のゴムが使われており、それぞれ特徴が違います。

  1. 天然ゴム:黄色いゴム 固め ゴムのにおいは強い 熱に弱い
  2. イソプレンゴム:透明な黄色 柔らかめ ゴムのにおいは少ない 熱に弱い
  3. シリコンゴム:無色透明 とても固め ゴムのにおいはほとんどしない 熱に強い

それぞれ硬さやゴム独特のにおいの強さ、耐久性などが違います。 

例えばお子さんが、ゴムのにおいが苦手なようであればシリコン製のものを、ちくびが柔らかいものが好みならイソプレン製のものを選ぶなど、赤ちゃんの好みや苦手なものに合わせて選んであげることが大切です。 最近はイソプレンゴムやシリコンゴム製のものが主流でよく見ますね。 価格はシリコン製のものの方が高価になります。

授乳量や穴のカット

新生児のうちは1回で飲めるミルクの量も少なく、1日の授乳回数も多くなります。 そこから徐々に1回の授乳量が増えていくと、腹持ちも長くなっていきますので、赤ちゃんの飲む量に合わせたちくびにその都度替えてあげることが大切です。 

授乳量は、ちくび先端の穴の数やカットの仕方によって変わり、それぞれに特徴があります。

  • 丸穴カット(〇)…小さい赤ちゃんでも飲みやすいような形。 逆さにするとミルクが勝手に出てくるので飲み始めの練習に最適。
  • クロスカット(X)…自分で吸うことで初めてミルクが出てくる。 吸う力で出てくる量が変わる。 ある程度自分で飲めるようになった後、飲む力やアゴの発達を促す。
  • スリーカット(Y)…クロスカットと同じく自分で飲もうとする時期用。 クロスカットよりも出てくる量にムラが少ない。

参考までにピジョンさんの母乳実感をあげてみます。

SSサイズ(0か月~)

ピジョン 母乳実感乳首 新生児から SSサイズ 丸穴 1個入
  • 授乳量の目安:50ml/10分
  • 穴の形:丸穴
  • ゴムの種類:シリコン

 

 

Sサイズ(1か月頃~)

ピジョン 母乳実感乳首(シリコーンゴム製) 1ヶ月から Sサイズ 丸穴 2個入
  • 授乳量の目安:100ml/10分
  • 穴の形:丸穴
  • ゴムの種類:シリコン

 

 

Mサイズ(3か月頃~)

ピジョン 母乳実感乳首(シリコーンゴム製) 3ヶ月から Mサイズ スリーカット 2個入
  • 授乳量の目安:150ml/10分
  • 穴の形:スリーカット
  • ゴムの種類:シリコン

 

 

Lサイズ(6か月~)

ピジョン 母乳実感乳首(シリコーンゴム製) 6ヶ月から Lサイズ スリーカット 2個入
  • 授乳量の目安:200ml/10分
  • 穴の形:スリーカット
  • ゴムの種類:シリコン

 

 

月齢は一応の目安としてありますが、同じ月齢でもミルクの授乳量は違います。 また、哺乳瓶からの授乳を嫌がるお子さんもいますので、自分からミルクを飲めるようになる時期にも個人差があります。 月齢や授乳量などは一応の目安として考え、赤ちゃんがいまどの成長段階なのかを総合的に考えて、最適なものを選んであげましょう。

ちくびの形

口に含むちくび自体の形にも、基本の山形以外にもさまざまあります。 各メーカーごとに目的をもって、理想とした形を追い求めているので、同じような悩みを持っている方にはとても役立つような作りになっています。 特に人気と特徴のあるものをご紹介します。

・桶谷式直接授乳訓練用 母乳相談室 哺乳びん

お母さんが母乳育児をしたくてもできない時、一時的にミルクを飲む期間を補助するための哺乳瓶です。 ミルクを飲む間も、母乳を飲むときと同じような口の開け方や動きができるようお母さんの乳首により合わせた形になっているので、スムーズに母乳保育を再開したい方にとても重宝されている哺乳瓶です。 

使用にあたっては、桶谷式認定者の指導の下に、お子さんの様子をふまえて実施することをおすすめします。

・NUK プレミアムチョイスほ乳びん

抱っこひものエルゴベビーで有名なダッドウェイの商品です。 見たことのない独特な形のちくびですが、これは舌先やアゴの発達をさまたげないように、なおかつ自然とミルクが口の中に入っていくようにと赤ちゃんの口の中を再現した結果です。 生物学的な「自然の授乳」と、赤ちゃんの発達を促すことに特化した哺乳瓶です。

授乳用品を替えるタイミングは…?

基本的には親御さんの意向や替えた方がいいと思ったタイミングでいいと思います。

商品の中には、授乳量や月齢の目安が書いてあるものもありますが、実際に替えてみた時に赤ちゃんがミルクを吐き出したり、泣いて嫌がってしまうこともあるかと思います。 

ムリをさせてミルクが嫌いになっては元も子もありませんし、お子さんに合っていない商品なのかもしれません。 本当に替えるタイミングが適切か、赤ちゃんの好みに合っているのか、様子をじっくり観察してみましょう。 

はじめてつかうものに慣れるのには時間がかかります。 あまりに嫌がるのであれば前使っていたものに戻してもいいし、週1で挑戦してみても良いです。 焦らずお子さんが無理のない範囲で徐々に慣れていけるよう挑戦してみてくださいね。 

まとめ

哺乳瓶やちくびなどの授乳用品には、様々なサイズや種類があって、それぞれに意味があり、最適な用途と時期があります。 お子さんの様子をしっかり観察し、成長に合ったタイミングで商品を選んであげましょう。 赤ちゃんがミルクをたくさん飲んでくれて、大きくなってくれたらガッツポーズです。 ではでは。

 

哺乳瓶やちくびのサイズ

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