こんにちわ、のんちゃんです。
赤ちゃんの指しゃぶりってホント可愛いですよね。 指じゃなくてもなんでも口の近くに置くとペロペロしたり口に入れたり、見ていて飽きません。 ただ、お母さん方の中には、噂で指しゃぶりは歯並びによくないなど聞いたことがあり、自分の子が今指しゃぶりをしているのに不安になっている方もいらっしゃることと思います。 実際には、赤ちゃんのうちは指しゃぶりをやめなくても問題ありません。 なぜかというと、赤ちゃんは指しゃぶりをすることで、いろんな事を学び、心が安心してくるためです。
指しゃぶりはいつから始まっているのでしょうか? 実はお腹の中にいるうちから、しゃぶっている子もいるので、指しゃぶり歴は意外と長いのかもしれません。 赤ちゃんの気持ちになって、指しゃぶりがどんなものなのかを考えてみます。
もくじ
赤ちゃんにとっての指しゃぶりとは?

吸啜反射(きゅうせつはんしゃ)のため
新生児は生まれた時からお母さんのおっぱいを吸うために、吸うという動作を本能的にすることが出来ます。 赤ちゃんの口に指を近づけると舐めたり吸おうとするのはこのためです。 同じようなものでは、赤ちゃんの手の間に指を入れると握ろうとする行為(把握反射)もありますね。
身近にある自分の指を口に近づけた時に、反射的に吸おうとして指をなめたり口に入れたりすることが指しゃぶりの始まりです。
指しゃぶりは面白い
赤ちゃんにとって、指しゃぶりは楽しい遊びです。 なんとなく近くにあった指をなめてみたら、おっぱいとは違う味や触感、においがしてきます。
また、しゃぶっていると自分にも指が湿ってくる間隔や、吸われる感覚が伝わってくるので、好奇心が刺激されとても楽しくなります。 「これは何だろう?」という気持ちを感覚的に感じていくので、赤ちゃんにとっては最も身近なおもちゃですよね。
指しゃぶりは安心する
大人でも、日常のルーティーンを守れない時には、どことなく落ち着かなくなりますよね。 寝坊して朝ご飯を食べれなかったり、歯ブラシをしていなくて気持ち悪いなんかはまさにそれです。
赤ちゃんにとっての一番安心するルーティーンは「おっぱいを飲む」です。 指しゃぶりは、おなかがすいていない時でもでき、おっぱいを飲むときのように口に含んでずっと吸っていることが出来ます。
お子さんの中には、4、5歳ほどの年齢になって、日中は指しゃぶりをしないのに、寝るときだけは無意識のうちにしてしまう子もいます。 それほどに、この指しゃぶりという行為は安心できるものなのですね。
指しゃぶりのメリットとデメリット
メリット
- 新生児などはいろんな感覚を指しゃぶりで学ぶことが出来る
- 指しゃぶりをすることで安心し、泣いたりする時間が減る
- 眠る際にぐずらず入眠できる
新生児など特に小さいうちは、指しゃぶりをすることでいろんな刺激を受けることが出来るので、心の発達が促されることがあります。
また、指しゃぶり中は気持ちが落ち着くので、比較的泣いたりすることもなく過ごすことが出来ます。 眠る際にも、添い乳をして寝ていたような感覚で過ごせるので、スムーズに入眠することが出来ます。
デメリット
- 衛生面で配慮が必要
- 指を顔の周りに動かすので傷つかないよう注意が必要
- あまりにしゃぶりすぎるとタコができる事がある
- よくしゃぶる指の形が変形する事がある
- 歯並びや咬合(かみ合わせ)に影響が出る可能性がある
- 発音や滑舌に影響が出る可能性がある
赤ちゃんのうちは、興味があるものをなんでも触ろうとするので、しゃぶる指にゴミなどがつかないよう配慮することが大切です。 できる範囲で掃除し、おもちゃも定期的に消毒してあげましょう。 赤ちゃんの指は時々ウェットティッシュで拭いてあげるといいですね。
指をしゃぶる時に、顔の近くに手を持ってくるので、爪が伸びすぎていないかなども注意します。 ひっかく赤ちゃんも時々いますので。
3、4歳くらいの年齢で指しゃぶりが習慣化していると、吸引力も強いので、指にタコが出来たり、よく吸っている指や爪の形が変形してしまうことがあります。
また、歯も生えそろっているので、上と下の歯同士がかみ合わなかったり、出っ歯になることもあります。 その影響で、口が開いたままになり虫歯になりやすくなったり、発音がうまくできなくなるという可能性が出てきます。
指しゃぶりはいつまで大丈夫?

新生児~1、2歳ごろまでは、特別な理由がない限りはあまりこだわって辞めさせる必要はありません。
やめる理由を理解することが難しい時期ですし、自分で使用と思ってしている時期ではないので、お子さんが安心するという意味でも大目に見てあげましょう。 この時期に、自然と指しゃぶり以外の遊びを覚えたり、少しづつ言葉や抱き合うなどの方法で愛情表現を覚えてくると、自然と指しゃぶりは減っていきます。
3~5歳ごろになってくると、今までの習慣からやってしまったり、あるいは眠る時に安心して眠れるようにしてしまうことがあります。 この時期になると、歯並びや指に対して現実的にいろんな影響が出てくることがありますので、医師の方と相談して、お子さんに対して対応していくことが必要になります。
ただし、お子さんの方もこの時期は自分で指しゃぶりをしている自覚があることが多いので、その子の気持ちを考えて対処していくことが大切です。
指しゃぶりをスムーズにやめていく方法

・とにかくいろんな事をして一緒に遊ぶ
新生児などの小さいうちは、指しゃぶり自体が遊びの一つになります。 お子さんが少しづつ大きくなっていくうちに、できることが増えてきますので、その中で思い切り一緒に遊びましょう。 小さいうちは、できるだけ体が触れ合う手遊びや歌遊びをし、愛着が持てる遊びをおすすめします。
少しずつ遊びの楽しさや、周りから愛されていることを実感していくことで、自然と指しゃぶりが減っていきますよ。
・お子さんに指しゃぶりで起こる影響を話す
3~5歳など、ある程度言葉のやり取りができるようになって来たら、指しゃぶりをすることでどんな事が起こってしまうのかを具体的に伝えましょう。 例えば「指にバイキンマンがついてるから病気になっちゃうんだよ」や「歯に隙間が出来て美味しいものが食べれなくなっちゃうんだよ」などです。 その時に注意することは
- お子さんでもわかりやすく伝えること
- 怒らずにただ伝えること
- 「子ども」にではなくその「行為(指しゃぶり)」に対して話すこと
です。年齢的に、自分が指しゃぶりをしていることを自覚していることが多いので、子どもに原因があるような言い方はNGです。 あくまで指しゃぶりという行為に対してお話しするようにしましょう。 自分に対してのデメリットがあることを自覚出来たら、意識してやめることもできるようになるかもしれませんね。
※NG集 実際にあった指しゃぶりをやめさせる方法

misterb / Pixabay
ここでは実際に僕の周りのお母さん方でやっていた、指しゃぶりをムリヤリやめさせる方法をご紹介します。 実際の効果は?なものばかりでしたので、正直おすすめはできません。 過激なものもありますので、やるなら自己責任でお願いします。
・指にワサビを塗る
お子さんが寝るときに指しゃぶりをするということで、指先にワサビを塗ってから寝るということを実践していました。 夜中に何度も泣いていたようですが、おかげでやめることが出来たようです。 お寿司にもつけてないような年齢なのに…
・指にバンソウコウを貼る
お子さんが大好きなプリキュアのバンソウコウを指に貼ってきた女の子がいました。 プリキュアと指しゃぶりしないことを自宅で約束してきたそうです。 その行為自体はとても可愛らしいのですが、お昼寝の時にプリキュアごとしゃぶっていました…ふやけるプリキュア…
・家族の前で約束させる
今度妹が生まれることになった男の子が、自分がお兄ちゃんになるという意味も含めて家族の前で指しゃぶりをやめる宣言をしました。 ただ、まだ2歳くらいだったので、自分で意識することも難しく、結果周りに「約束守れないの?」と言われ落ち込んでいました。 その子がホントにできる能力があるか見極めてあげないと、逆に自身喪失ですよね。
まとめ
新生児のうちの指しゃぶりは、赤ちゃんにとって必要な要素が含まれているので、ムリヤリやめさせることはお勧めしません。 指しゃぶりの意味をしっかり理解して、適切なやめる時期を把握していきましょう。 自然と指しゃぶりをやめていくためには、いろんな遊びを知ったり、大人とたくさん接して愛情を感じることが大切です。 ぜひたくさん遊んであげて下さいね。 ではでは。
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