母乳育児のメリットを受けつつ生後2か月で粉ミルクに慣れれるように、授乳の方法を考えてみた

母乳のメリット

こんにちわ、のんちゃんです。

皆さんは赤ちゃんの育児の際に、母乳保育をされていますか? 

赤ちゃんとスキンシップが取れたり、病気になりにくくなったりと、様々なメリットが言われている母乳保育ですが、理由があってできずにいる方もいらっしゃると思います。 かくいう僕自身も、夫婦の仕事の都合で母乳をあげれる期間があまりとれない予定です。 その中でも、赤ちゃんにとってより良い授乳の方法をとれるように、授乳の方法を考えてみました。 同じような状況の親御さんへの参考になれば幸いです。

赤ちゃんに母乳を優先してあげて育てることを「完全母乳育児」と言います。 粉ミルクとの混合で育児していく方法に比べて、いろんなメリットがあるとされています。 ただ、色んな理由によって実施したくてもできないという方もいらっしゃるかと思いますが、僕の場合には育児休業が取れないという理由から、途中で粉ミルクとの混合にしていく必要がありました。 母乳育児のメリットとデメリットをしっかり把握して、生活と両立していく方法を考えてみたいと思います。

母乳育児のメリット、デメリット

・メリット

  • お母さんとのスキンシップが取れる
  • 免疫が付き病気になりにくい
  • ミルクを作る手間がないので、忙しくてもすぐに授乳できる
  • お金がかからないので経済的
  • 赤ちゃんのアゴの発達を促す
  • お母さんの産後の回復が早まる
  • アレルギーになりにくい
  • SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防になる

母乳育児は、お母さんとの愛着関係を作るうえでとてもメリットがあります。 肌と肌を合わせたスキンシップの中で、赤ちゃんはお母さんに信頼感を覚え、お母さんは赤ちゃんをより大切に想えるようになります。

栄養面でも、免疫をもらうことで病気になりにくくなったり、発達面では、乳首から自分で母乳を吸う力もつき、アゴをうまく使うことを覚えることが出来るので、離乳時の噛む力がついてきます。

お母さん側の良い点としては、産後の子宮の収縮を促してくれるので、 回復が早くなることがあります。 授乳の際にすぐにあげることが出来るので、調乳の手間やお金もかかりません。  

・デメリット

  • 粉ミルクの哺乳瓶を嫌がるようになることがある
  • 銃乳の回数が多くなるのでお母さんの負担が大きい
  • お母さんにしか授乳できないので、赤ちゃんと常に一緒にいる必要がある
  • 飲んでいる量がわかりにくいので、赤ちゃんの飲む量の変化が把握しにくい
  • お母さん自身の食べ物に気を遣う必要がある
  • 公共の場で授乳しにくい

粉ミルクと違い、お母さんの食べるものや体調によって、成分や出る量も変わってきます。 赤ちゃんの飲む量がわかりにくいので、栄養が十分なのか、体重がしっかりと増えているのかなど気を付けて確認する必要があります。 

また、赤ちゃんへの授乳はお母さんだけにしかできないので、お母さんは常に赤ちゃんと行動を共にする必要が出てきます。 授乳の回数も比較的多くなりますので、お母さんの身体への負担が大きくなってしまいます。 乳首が傷ついてしまったり、炎症を起こしてしまうこともあります。 

母乳育児ができない理由

母乳育児の悩み

色んな意味で推奨される母乳育児ですが、実際はいろんな理由で実施したくてもできない場合があります。 

・母乳の出る量が少ない

マッサージや食事に気を付けても、母乳が出る量が少ない場合です。 赤ちゃんの成長に必要な分の栄養が取れないと、体調が悪くなったり、体重が順調に増えないなどの影響が出てきますので、不足している栄養を粉ミルクで補う必要があります。

・乳首に炎症や傷がついている

お母さんの肌がデリケートだったり、授乳の際に傷ついてしまったりした場合には、母乳をあげたいと思っていても、なかなかできないですよね。 搾乳できそうであれば、哺乳瓶に移して飲ませることもできますが、それもできないような状態になった場合には、治療のためしばらく授乳を控える必要があります。 

・お母さんが母乳に影響が出るような薬を使用している

お母さん側が何らかの病気の治療などにより、母乳の成分に影響を及ぼしそうな薬を継続して使用する場合には、医師から授乳を控えるように指示されることがあります。 赤ちゃんまで薬の影響が行かないようにするための配慮ですね。 

・お母さんがお仕事を始める

お母さんが早めに仕事を始めたかったり、育休が取れず復帰する場合には、保育園に赤ちゃんを預ける必要があります。 園での栄養補給のためにも、母乳を飲ませつつも他の栄養をとれるように練習していく必要があります。 

母乳育児と両立するための取り組み

母乳育児との両立

うちの場合は、奥さんが転職して間もないうちに出産するので、育休が取れないために保育園に入園する必要がありました。 産休の2か月を過ぎた時から入園する予定になりますが、その時に心配なのは、母乳を飲むことが出来なくなってしまうことです。 できるだけ両立できるように、授乳についての工夫を考えてみました。 

1、母乳を保育園で飲めるようにする

お母さんの職場が保育園に近いのであれば、直接飲ませに行くことが出来るかもしれませんが、なかなかうまくいかないこともありますよね。 なので、母乳をパックに入れて冷凍し、保育園にお願いするという方法があります。 母乳はさく乳器を使用して搾り取ります。 

自分の感覚でさく乳したい場合は手動タイプ、手間なく楽にさく乳したい場合には電動タイプなど、用途ごとに仕様を選ぶことが出来ますので、自分に合ったものを選びます。

母乳を絞ったあとは、専用のフリーザーパック に入れ、冷凍しておきます。 

園の先生方が間違えないように、お子さんの名前とさく乳した日時を忘れずに記入しておきます。 

実際に冷凍母乳を使用した側の意見としては、解凍や温めなおす手間がありますのでかなりの時間を必要とします。 事前に先生方に母乳を使用してほしい事をお願いしておくことがマナーとして大切ですね。 

また、母乳をあげる際に哺乳瓶を使用しますので、入園までに哺乳瓶から飲む練習をすることが必要になりますね。

2、粉ミルクを少しづつ取り入れ慣らしていく

僕の甥っ子は母乳のみで育っているのですが、そのためか粉ミルクを飲もうとしません(生後10か月)。 母乳と粉ミルクは、栄養成分や味も微妙に違いますので、赤ちゃんにとっては別物のようです。

 また、お母さんの乳首と哺乳瓶では、その作りも出方も違いますので、すこしづつでも慣れていけるように粉ミルクを飲む練習をしておくことが大切です。 そこで、仮にですが母乳を飲みながら粉ミルクを併用していくスケジュールを、2か月単位で考えてみました。

・出産後~1か月

出産から1か月はできる限り母乳を飲ませれるようにしていきたいと思います。 初乳には免疫成分が豊富であることや、奥さんの産後の回復を促す意味でも大切ですね。 奥さんの体調にもよりますが、どうしても栄養が取れない場合にのみ粉ミルクを使用していきます。

赤ちゃんがおっぱいを飲むのが上手になってきたら、何度かでもいいので母乳を哺乳瓶に移して飲めるようチャレンジしていきたいと思います。 あまり長い期間母乳のみに慣れすぎてしまっても、哺乳瓶を嫌がってしまうかもしれませんしね。 その時は、少しずつでも奥さん以外の人から授乳してもらう経験ができるよう取り組んでいきたいですね。

※哺乳瓶を嫌がるお子さんへの対策をまとめました。

関連記事:哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんにはどうする?赤ちゃん目線で対応策を考えてみる

・1か月~2か月

1日に1回ずつでもいいので、粉ミルクでの授乳を始めていきたいと思います。 朝や夜は一緒にいることが出来るので母乳でも大丈夫ですが、保育園の生活を考えると、日中の時間は徐々に粉ミルクを始めていきたいですね。 

赤ちゃんからすれば、いつものおっぱいが違うものに変わる嫌な事なのかもしれないので、少しでも飲めた時にはたくさん褒めてあげたいですね。 飲める量が増えてきたら、園での生活時間中は粉ミルクを飲めるようにしていきたいと思います。

 

これらの予定は、あくまで夫婦間の希望ですので、赤ちゃんの体調や機嫌などに合わせてその都度変更していきたいと思います。

3、母乳育児が全てではないということを考える

工夫でもなんでもないのですが、心の在り方のようなものです。 母乳育児はいろんな意味で推奨されますが、それにこだわり過ぎて赤ちゃんとの生活を楽しめないのでは意味がないのではないかと思います。 思い通りにいかなかったとしても、元気で楽しく成長してくれていれば安心だということを第一に考えて、そのうえでできる範囲で取り組んでいきたいと思います。

まとめ

母乳保育は赤ちゃんにとって様々なメリットがありますが、事情によって実施できないという方もいらっしゃることと思います。 そういった場合には、自分を責めたりせず、どうやってその状況と付き合っていくことが出来るのかを考えていきましょう。 僕自身も、ここで考えた事を赤ちゃんや奥さんの事をふまえて、できる範囲で実践していきたいと思います。 おそらく、考えたようにはうまくいかないのではと思いますが、結果は後日談で。 ではでは。

母乳のメリット

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